今までのアパートは通っている大学から遠く少々不便だったので、大学の近くにあるアパートに引っ越しました。通っている大学は駅の近くでもあり、当然その周りのアパートは軒並み家賃も高めだったのですが、たまたま格安で古くはあるけれど割と小綺麗な感じの部屋が見つかったので早速移りました。ですが、大家さんから部屋の鍵を渡された際に、鍵を新しくしていないようなことを聞きました。心配だったので替えてもらえないかと頼んだのですが、前に住んでいた人がとても真面目な良い人だったとかで大丈夫ですと太鼓判を押していました。

しばらく暮らしていても、空き巣に入られたりとか、知らない間に誰かに家に入られていたりとかはなく、私の不安も少しずつ薄れていってはいたのですが、古いアパートだけあって時々鍵を回す時にが引っかかるような感じがするようになりました。一度締め出されかけたことがあったのでやっぱり鍵を替えてもらおうかと思っていたところに事件が起きました。

ある日帰宅した時にふと外廊下の隅の方を見ると鍵が落ちているのに気がつきました。よく見ると私の部屋の鍵と同じ形の鍵です。しかも開けてみるとちゃんとドアも開きました。幸いにも部屋に入られたような痕跡はありませんでしたが、合鍵の話なんて大家さんから聞いていませんし、さすがに不安で気持ちが悪いので大家さんに言って鍵を新しく替えてもらいました。

いくら前に住んでいた人がいい人であっても、知らないうちに誰かに合鍵を作られていたりということはあるので、アパートを契約する際は鍵は必ず新しくしてもらいましょう。